奥深い茶道を支える千家十職の一つ、「樂家」による茶碗に焦点を当てた展覧会。今から450年前、初代の長次郎によって創造された樂茶碗は、一子相伝という形態で現在まで続いている。本展では、現代からの視点で、初代長次郎はじめ歴代の「今—現代」を見ることにより、「一子相伝のなかの現代性」を考察するものだ。茶の湯の世界の髄とも言うべき茶碗のコスモロジーに迫る。ロサンゼルスのカウンティ美術館、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館、モスクワのプーシキン美術館で巡回され約19万人を動員した注目の展覧会が、さらに内容を充実させて凱旋するとあって大きな期待を寄せたい。
茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術
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