特別展「あるがままのアート -人知れず表現し続ける者たち-」

既存の美術や流行、教育、障がいの有無などに左右されず、ひたすら独自の世界を創造し続けるアーティストたちの特別展が、東京藝術大学大学美術館で開催。

本展覧会は、特定の文化や美術動向に影響されることなく、自身の芸術的な衝動に忠実に独学で独自の世界を創造する表現活動を取り上げ、「他者への理解」や「人間の豊かさ」について考察する。会場には、力強いブラッシュワークが印象の絵画やシンボリックな陶芸オブジェ、枯葉や布を使った立体作品など、独特の世界観で表現された個性あふれる作品が並ぶ。

人からもらったものを材料に水性マーカーを用いて制作したり、モザイク画のように画面を埋め尽くした繊細で緻密なタッチで構成するなど、参加作家の選ぶモチーフや表現技法は、これまでに出会ったことのないような感動を与えるものばかりだ。ユニバーサル社会をどのように捉え、何を大切にするべきか考えるきっかけにしてみては。

※事前予約制、詳細は公式サイトで要確認。