岡田 舜 展「砂嵐」

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岡田 舜 展 『砂嵐』
岡田 舜 展 『砂嵐』
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タイムアウトレビュー

デジタルとアナログの中間を探るような絵画表現に挑む東京在住のアーティスト、岡田舜の個展が幡ヶ谷にあるギャラリーで開催。「コロナ禍で誰もいない街が停波したテレビのように寂しいものに感じられた」ことを契機に、数カ月にわたって描き続けた、アナログテレビの砂嵐を連想させる作品が展示される。

静まり返った街の寂しさは「デジタルテレビのようにプツンと画面が消えてしまうようなものではなく、停波しながらも微弱な信号を受信し、画面が揺らぎ続けるノイズのように、人々が個々に不安や孤独と戦う複雑さも内包していた」と岡田は語る。キャンパスの上に乗った白と黒の絵の具は、今を懸命に生きる一人一人が発する微弱だが確かな電波だ。

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イベントのウェブサイト
www.ccommunee.com/shunokadaex2020/
住所
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