BORO 美しいぼろ布展~ボドコ、生命の布~

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タイムアウトレビュー

青森には「ボド」あるいは「ボドコ」と呼ばれる、何世代にもわたって受け継がれる敷布がある。使い古した麻布や木綿布の着物の端切れを丹念に重ねて刺しつづりしたボドコは、時に人々を寒さから守り、時にこの世に生まれてくる赤ん坊たちを包んできた。布には先祖たちの汗、涙、そして母親たちの血が染み込んでいるのだ。この素朴だが確固とした歴史を持つボロは近年、優れたアート作品として、国内外から熱い視線が注がれている。同展では、青森県出身の民俗学者、田村忠三郎が、青森の山村、農村、漁村を訪ね歩いて集めたボロのコレクションを中心に展示する。「ハイブランドの最新のコレクションだ」と紹介されても納得してしまうだろう、ボロの魅力に迫る展覧会にぜひ足を運びたい。

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イベントのウェブサイト
www.amusemuseum.com/exhibition/
住所
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