Time Out Tokyo presents 春のマン盆栽 -桜-

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タイムアウトレビュー

震災以降、不安な気持ちを抱えている人も多いのではないだろうか。土に触れ、都会の中で、小さな自然と戯れるワークショップを、マン盆栽の家元、パラダイス山元と一緒に開催する。マン盆栽とは、盆栽に小さなフィギュアを乗せることで、新たなストーリーを持たせ、独特の世界観を生み出すものだ。ただ、人形を置いただけではドラマは生まれず、樹やフィギュアの選び方も大事ですが、それ以上にテーマ選びのセンスや、それを描くユーモアのセンスが決め手になるのがおもしろい。伝統盆栽と違い、特別な流儀やきまりごとはないのだが、もちろん、水をやったり、季節ごとの手入れをする必要はある。



パラダイス山元からは、イベント開催にあたり、メッセージが届いている。

「手のひらの上の小宇宙を、今こそ実感してみて下さい。とりあえず、被災者への義援金はおくることができました。余震が続く中、漠然とした不安感、危機感を感じながら、毎日をおくるのが正直辛くなってきてはいませんか?自然と共存できる暮らし、心にうるおいのある生活を体験してみてはいかがでしょうか?マン盆栽は、人に笑顔と活力を与える自然のエネルギーです。フィギュア 盆栽 マン盆栽。これまで25年以上、マン盆栽と共に暮らしてきた家元のマンボなパワーもお裾分けいたします!

つくった桜のマン盆栽は、毎年春になると、美しい花が咲き誇ります。家の中で、マンボを聴きながらお花見ができます。 ロックでも可!公園や街路樹の桜の寿命は約50年といわれていますが、桜のマン盆栽は接ぎ木、取り木などの手法で永遠に生き続けます。震災の年につくったマン盆栽ということを語り継ぐことができます」

費用には、マン盆栽キット(鉢/盆栽用苗木/土/フィギュア数点/工具類/苔)、カフェでのランチ代金(フード+ドリンク)が含まれている。参加者自身が、好みのフィギュアを持って来てくれてもOKだ。また、当日は、恵比寿界隈に自生する苔ハンティングを、家元指南のもと行う予定だ。

参加希望者は、事前予約が必要。event@timeout.jp まで、名前、連絡先、参加人数などを記入の上、メールで予約が可能だ。定員は30名。

日本では、すでにマン盆栽を使った療法を取り入れている心療内科の医療機関がある。米ラトガーズ大学のスラビック・デュシェンコフ博士ら旧ソ連出身の植物学者達は、ファイトレメディエーションという、植物が持つ自然の能力を活かした環境汚染浄化技術の研究を進めている。また、植物が、放射能汚染された土壌の浄化に効果があるという研究結果も報告されている。1995年、チェルノブイリ原発から1キロ離れた池で20種類の植物を栽培し、ヒマワリがセシウム137を根に、ストロンチウム90を花に蓄積することをつきとめたという研究報告も出ている(日本テレビ系 特命リサーチ200Xより)。

スーパーでレジ袋をもらわない、エコバッグ持参の買い物があたりまえとなったこの時代に。これからは、マン盆栽を育てよう。

詳細

住所
営業時間
April 3 11時00分から15時00分
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