今週しかできないこと
話題のギグに美術展示、フードフェアなど、タイムアウト東京が注目するイベントを紹介

日本橋、浅草の食・遊・楽
日本橋と浅草の食や江戸文化を味わえるイベントが開催。11月30日(土)には日本橋、12月8日(日)には浅草で開かれ、各エリアの老舗の特製弁当やスイーツの販売、日本酒利き酒ラリー、江戸無形文化の無料体験などが行われる。そのほか日本橋エリアでは、尺八、三味線、太神楽、芸妓のステージ、人力車試乗、和装着付け体験などを実施。浅草エリアでは、講談や落語、芸妓、女性アイドルグループの小野小町のステージなどが楽しめる。歴史と伝統が創り出した味と文化を体感してみては。
紅葉と大名庭園のライトアップ
赤や黄に色づいた紅葉と、美しい日本庭園がライトアップされるイベントが開催。期間中は開園時間が21時まで延長され、光に照らされた紅葉が水面に映し出される景色など、日中とは異なる幻想的な庭園を楽しむことができる。 園内では、もみじ茶屋や抹茶茶屋、土産処も夜まで営業し、軽飲食や抹茶と和菓子のセット、六義園オリジナル商品などを販売。普段は味わえない、夜のあでやかな庭園を満喫してみては。
クリスマス ヴィンテージ蚤(のみ)の市
世界のヴィンテージ雑貨やアクセサリーが楽しめるのみの市が開催される。メイン広場のモミの木のツリーの周りに約10店のブースが並び、オーナーが世界中を巡って集めたヴィンテージのコスチュームジュエリーやアートポスター、洋服などを販売。オーナーと会話しながらお気に入りのアイテムを選んだり、掘り出し物を探したりできる。期間中の16時から23時までは、ツリーにイルミネーションが点灯。海外さながらのマーケットでクリスマス気分を盛り上げよう。
MUTEK.JP
2000年にカナダ・モントリオールでスタートし、最新のテクノロジーを駆使した電子音楽、オーディオヴィジュアルアートの文化芸術活動の普及を目的とした非営利団体による芸術フェスティバル『MUTEK』の開催が決定。 日本での開催は4回目となる今回は、今年10月に新しく生まれ変わる次世代のエンターテインメントホールLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)や、渋谷ヒカリエ ヒカリエホール、渋谷ストリームホール、恵比寿リキッドルームなどを拠点に、『MUTEK』が提供する新しい技術と最新テクノロジーを駆使したオーディオヴィジュアルパフォーマンス、ワークショップ、エキシビション、先鋭的なアーティストによるライブなど、革新的なプログラムが5日間にわたって展開される。 最先鋭のデジタルアートに取り組むクリエーターを支援しながら、有名、無名、新人を問わず世界に送り出す『MUTEK』が作り出す電子音楽&デジタルアートの祭典に足を踏み入れてみよう。
東京ミチテラス
光と映像が織り成す演出を楽しめるイルミネーションイベントが開催。「ひかりのアンセム(応援歌)」をテーマに、躍動感のある光のインスタレーションが展開される。 行幸通りではスクリーンを使った映像と照明、シャンパンゴールドのLEDによる『ひかりのドレープ』の演出。ライブパフォーマーが会場を盛り上げる。東京駅丸の内駅前広場には、シャンパンゴールドのストリングスLEDで構成された『ひかりのツリー』が登場。そのほか東京国際フォーラム、三菱一号館美術館周辺でも美しい演出が予定されている。さまざまな顔を見せる光の芸術を体感してみては。
ザ・プリンス パークタワー東京 COUNTDOWN
華やかに年越しを過ごせるカウントダウンイベントが開催。東京タワーを眼前に構える、ザ・プリンス パークタワー東京のプリンス芝公園で、エンターテインメントショーを見ながら新年を迎えることができる。司会を務めるジャグラーのCONROが、トークとパフォーマンスで会場を盛り上げるほか、炎と光のエンターテインメント集団「雷光炎舞 かぐづち」によるショーを実施。カウントダウン時にはバルーンリリースも行う。光輝く東京タワーを眺めながら、みんなで新年を祝おう。 ※原則として宿泊者を対象としたイベントだが、一般客も参加可能。
栗山斉 個展
科学的な実験を思わせる作風で自然現象を視覚化させるアーティスト、栗山斉の個展が代官山で開催。 「無から生じるものも何かあるのでは?」というテーマのもと、栗山の代名詞ともいえる蛍光管を使ったインスタレーションの新作と、1980年代に提唱された「ビレンキン仮説」という宇宙の起源にヒントを得た作品が展示される。極度の真空状態をガラスの中に作り上げ、大気圧と真空によって作られる特殊な形と光によって、直接知覚できない圧力を視覚化させた壮大な作品だ。 物理的に未解明の無から生まれる現象を、アートによって体感してみては。
うさぎしんぼる展
SNSで人気のウサギの写真やグッズが楽しめるイベントが開催。ハロウィンやクリスマスをモチーフにした季節感のある写真展示のほか、フォトジェニックな撮影スポットも登場する。 初の横浜開催となる今回は、「うさぎ界の神」と崇められる「モキュ様のおかん」、SNSでも人気の「Time is Bunny」、きっふぃーなどの参加アーティストによる写真展示とグッズ販売を実施。そのほかハンドメイドのウサギ用マントが人気のminchan、みすちるちるなど、会場限定グッズを用意するクリエーターも。肌寒いこの季節、ふわふわのウサギを見て癒されよう。
AKIRA ART OF WALL Otomo Katsuhiro × Kosuke Kawamura AKIRA ART EXHIBITION
11月22日(金)開業予定の渋谷パルコに、アート・カルチャーの情報発信の場としてPARCO MUSEUM TOKYO(4階)とGALLERY X(地下1階)がオープン。そのオープニングを飾る企画として、建て替え工事の仮囲いを美術演出した『ART WALL』を作品として展示する。 『ART WALL』とは、漫画家・大友克洋の大ヒット作『AKIR(アキラ)』の世界観を表現した作品で、2017年5月〜2019年8月まで渋谷パルコの建て替えに伴う環境演出として、コラージュアーティストの河村康輔と共同で展開されていた。 PARCO MUSEUM TOKYOでは『ART WALL』を工事現場から再発掘し、巨大なコラージュ作品として展示。さらに、連載当時の貴重な原画やポスター、作品中に登場するオブジェの再現などを、GALLERY Xでは巨大立体物を展示するインスタレーションを実施する。展覧会記念商品や、アパレルブランドのコラボ商品などの販売も。漫画とリアルが交差する、洗練された空間を楽しめそうだ。
映画公開記念展 HUMAN LOST 人間失格
太宰治の代表作『人間失格』を原案としたアニメ映画『HUMAN LOST 人間失格』の企画展が、映画公開日と同時にスタートする。 木﨑文智監督、キャラクターデザイン担当のコザキユースケ、コンセプトアート担当の富安健一郎らの作品や、設定資料、未公開資料を展示。キャラファイングラフ(複製原画)、缶バッジ、スマホケースなどのグッズ販売も行われる。3,000円以上商品を購入すると、ポストカード(全4種からランダム1枚)のプレゼントも。 映画の世界観をより深く楽しめる内容だ。