毎年7月14日に開催される、長雨が止むのを願って捧げる獅子舞『水止舞(ししまい)』。1321年(元亨元年)に起源を持つ歴史ある祭で、東京都無形民俗文化財に指定されている。藁筒で簀巻きにされた男2人が、ころがされながら獅子舞行列の先頭に立って厳正寺まで進む。行列が寺に着くまでの間、水を浴びせられながら法螺貝を吹き続け、最後に厳正寺の舞台で水止めの獅子舞が奉納される。その昔、雨が降り止まず田畑の流出が続いた際、神仏に祈祷し、太鼓を叩き、法螺貝を吹いて三つの獅子の仮面を被って舞を奉納したところ、雨が止んだという伝えから始まったという。『水止め』の獅子舞は全国でもここだけでしか見られない珍しい行事なので、足を運んで見る価値はある。
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水止舞(2013)
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