ルツェルン フェスティバル アーク ノヴァ 2017 in 東京ミッドタウン

東京ミッドタウンの開業10周年を記念し、移動式コンサートホール、アーク ノヴァが芝生広場に登場。ラテン語で「新しい方舟」を意味するアーク ノヴァは、スイスの音楽祭『ルツェルン フェスティバル』が東日本大震災の復興支援のために企画したもの。制作は建築家、磯崎新とイギリス人彫刻家のアニッシュ・カプーア（Anish Kapoor）が担当している。外壁となる膜は塩化ビニールでコーティングされたポリエステル製。約1時間の送風でドーム状に膨らみ、折り畳んでトラックで輸送することができる。ホール内のベンチの一部は、津波の塩害と地盤沈下によって伐採された宮城県の瑞巌寺の参道杉を使用している。期間中は内部の一般公開日を設け、被災地でのイベントの様子を紹介するほか、コンサートや映画の上映会も行う。