たぬき湯

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タイムアウトレビュー

大正時代から続く向島の老舗銭湯、たぬき湯。2017年9月にリニューアルが完了し、外観はそのままに浴室を全面改修した。見どころは、先代から付き合いがあるという銭湯絵師の丸山清人による銭湯絵だろう。女湯は瀬戸内の海が、男湯には若女将たっての希望で富士山が描かれている。丸山の使う特徴的な青は、白い壁と相まって湯気が立ち上る浴室内でもよく映える。ぜひ自然光の下で眺めたい。

男湯の配置に大きな変更はないが、女湯はカランを一列減らし、新たにぬる湯を増設した。これまでも地元の高齢者から支持を集めていたが、リニューアル後は祖父母と孫という組み合わせの客が増えたそうだ。ぬる湯は子どもにも入りやすく評判だという。銭湯全体を見渡す番台や脱衣所の格子天井、縁側など、昔ながらの銭湯の造りを残しつつ、手すりを追加するなどの客層に合わせた改装は、地元に根付いた銭湯ならではと言える。ちなみに銭湯名の由来は、店前を通るたぬき通りから、近くの店の前にたぬきの銅像があったから、はたまた先代の妻がたぬきのようだったからなど、諸説あるらしい。

詳細

住所
東京都墨田区墨田2−21−8
Tokyo
問い合わせ
03-3610-3538
アクセス
東武伊勢崎線『鐘ケ淵』駅 徒歩8分
営業時間
15時30分〜24時00分/定休日は土曜
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