トランボ ハリウッドに最も嫌われた男

映画, ドラマ
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
本作は、冷戦時代に行われた共産主義者を弾圧する「赤狩り」でブラックリストに載りながらも再起を果たし、アカデミー賞を受賞した脚本家ダルトン・トランボの半生を描いた伝記映画。主演のブライアン・クランストンは、テレビドラマ『ブレイキング・バッド』で麻薬密造を行うウォルター・ホワイトを演じ注目を浴びた俳優だ。本作では気難しく横柄なトランボを演じるが、映画『スパルタカス』を手がけた脚本家の厳格さは脚本の大部分で影を潜めているので、彼の演技に拍子抜けするかもしれない。

1950年に非米活動調査委員会に協力して共産主義者である仲間の名前を明かすのを拒否したという理由で投獄されたトランボ。キャリアを絶たれてブラックリスト入りするが、出所後に偽名を使って脚本を次々と書き上げ、ライター仲間とのネットワークを作り、正体を隠して2度のアカデミー賞受賞を果たす。

ブライアン・クランストンは、作品に活気を与える演技を披露していた。マイケル・スタールバーグがトランボを支援していながら裏切る俳優を、ヘレン・ミレンは悪意あるゴシップのコラムニストであるヘッダ・ホッパーを演じる。劇中でトランボは、共産党員であろうがなかろうが自愛の波に乗りながら悠々と泳ぎ回っていた。テレビ映画『Recount』では、物事を整然と描写する傾向が見られたジェイ・ローチ監督が、堕天使に近い人物の物語を熱心に描き上げている。

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2016年7月22日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー

テキスト:JOSHUA ROTHKOPF 
翻訳:小山瑠美

掲載日

リリースの詳細

出演者と制作者

監督
Jay Roach
脚本
John McNamara
出演
Bryan Cranston
Helen Mirren
Michael Stuhlbarg
Diane Lane
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