ウォー・マシーン 戦争は話術だ!

映画, ドラマ
4 5 つ星中
ウォー・マシーン 戦争は話術だ!

ブラックユーモアの効いた戦争映画でブラッド・ピットがまぬけであくどいアフガニスタン駐留のアメリカ軍司令官を演じた

Netflixオリジナル作品で、ブラッド・ピットが優秀なアメリカ軍大将のグレン・マクマホンを演じた。マクマホンは、アフガニスタンに駐留する司令官の驚くべき行動を描いたノンフィクション小説『The Operators』に登場する陸軍大将スタンリー・マクリスタルから着想を得たキャラクターだ。

マクマホンのふざけっぷりは、滑稽で準備不足、そしていつも酔っぱらっている取り巻きを引き連れ、上司やベン・キングスレー演じるアフガン大統領ハミッド・カルザイに嘘をつき、ジャーナリストがいる前で大っぴらにオバマ政権の悪口を言うまでに及ぶ。マクマホンは、欲しいものはどんな手段を使ってでも手に入れる男だが、時にそれは誤審とまったくの愚行となる。

本作に落ち着きがないのは、しかめっ面の演技が極端すぎるピットのせいだろう。しかしこの作品には成功の要素が詰まっている。脚本は一貫して驚きに満ち、間抜けなドタバタ芝居と皮肉な事実の間に鋭い機知が張り巡らされているからだ。そして現代における戦争への告発は信ぴょう性に満ちていた。登場する男たちは有り余る金とテクノロジー、熱烈な意志を持っているものの、膨らみすぎた自我によって常に傷つけられている。

若い海軍小隊を追って敵の領土に入り込み、映画がシリアスな場面を迎えるそこからの展開は心底面白い。気高いライオンを自称する、平凡な兵士をおだてて死の戦地に送るマクマホンのような者に怒りの非難が当てられる。めちゃくちゃで厄介なストーリー、そして不思議と楽しめる映画だ。

原文:TOM HUDDLESTON
翻訳:小山瑠美

2017年5月26日(金)よりNetflixにて配信開始

掲載日

リリースの詳細

出演者と制作者

監督
David Michôd
脚本
David Michôd
出演
Brad Pitt
Will Poulter
Emory Cohen
Topher Grace
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