超福祉展が渋谷ヒカリエでスタート、見どころを紹介

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
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2016年11月8日(火)より『2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展』が渋谷ヒカリエにてスタートした。同展は、障害者をはじめとするマイノリティや福祉そのものに対する「意識のバリア」を取り除こうと、2013年より開催されている。今年も、デザイン性が高く、テクノロジーを備えた福祉機器が展示されるほか、魅力的なプレゼンターたちが日替わりで登場するトークショーなどが開催される。 そんな福祉展の見どころを紹介しよう。

1.クールな福祉機器を使ってみる。

会場には様々な最新福祉機器が展示してある。デザイン会社Takramの緒方壽人がディレクターを務めた企画展示では、ソースを公開し、誰でも開発に参加できる取り組みを行うHACKberryの電動義手や、ヘアピンのように髪に装着すると音が振動として伝わってくる『Ontenna』、スマホと連動する電池『mabee』など、ユニークなアイデアから産まれた、実際に使ってみたくなるアイテムが揃う。そのほかにも車椅子の車輪をターンテーブルに見立てた『車椅子DJ』などクールな福祉機器が揃い、実際に試乗をしたり、企業の担当者から直接話を聞くこともできる。

2.今年は街に出る。 

今年初の試みとして、11月12日(土)には、みやしたこうえん、ハチ公前広場にてイベントが開催される。みやしたこうえんでは、「超人スポーツ協会」が考え出した、車椅子を動かすだけでダンスが踊れるゲームや、電動車椅子に乗りながら行うシューティングゲームなど、人と機械が一体となった新たなスポーツの体験や、最新モビリティの試乗会が行われる。また、ハチ公前広場ではヤマハ発動機がここ数年で開発してきた『&Y01』、『05GEN』など美しいフォルムと、機能性も備えた最新モビリティの展示やトークイベントが行われる。

 左からヤマハ発動機の『&Y01』、『05GEN』

3.誰でも楽しめるシンポジウムに行く。

『超福祉展』では、毎日様々な分野よりプレゼンターが登場し、ワークショップやトークショーが行われている。会場には『FUJITSU Software LiveTalk』の音声認識技術と多言語翻訳技術を使い、会話がリアルタイムで文字に変換、翻訳されるので、聴覚障害者や外国人でもトークイベントを楽しめる。

4.未来を垣間見る。

タイムアウト東京が主催するトークイベントでは、 「未来を垣間みる」をテーマに、ウェアラブルデバイス、LGBT、子育てなどの切り口から見た未来についてのトークセッションが、様々なゲストを迎え行われる。11月8日(火)に行われた『超福祉展シンポジウム Beyond borders パトリック・ニュウェル×齋藤貴弘』では、『TEDxTokyo』共同創立者のパトリック・ニュウェルと、近年では風営法改正や外国人の就労ビザ規制緩和などに関わる、弁護士の齋藤貴弘(ニューポート法律事務所/NEXTOKYO)が登壇し、日本で起業して新しいコンテンツを産み出す海外からの人材「クリエイティブ移民」のいる未来について話し合われた。

2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展』は、11月13日(日)まで渋谷ヒカリエを中心に開催。最新のテクノロジーを体感しに行ってみてはいかがだろう。

関連イベント

超福祉展シンポジウム Beyond limits 為末大×梅澤高明
超福祉展シンポジウム Beyond LGBT 長谷川愛×増原裕子
超福祉展シンポジウム Beyond inclusion 若原圭子×玉置泰紀
超福祉展シンポジウム Beyond nurturing 土田和歌子×七尾藍佳

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