村上隆の個展、シカゴ現代美術館の最多入場者数を記録。ボウイ展上回る

テキスト:
Hiroyuki Sumi
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デヴィッド・ボウイよ、どきたまえ。

シカゴ現代美術館(MCA)で開催中の、村上隆回顧展「タコが己の足を食う(The Octopus Eats Its Own Leg)」の入場者数が193000人を突破し、同美術館の史上最多記録を樹立した。これまでは、2014年のデヴィッド・ボウイ展が最多だった。

展示は、村上の30年間のキャリアを振り返る内容で、カニエ・ウェストとのコラボレーション作品や、オリジナルキャラクターの「DOB君」が登場するアート、無数の花々をポップに描いた作品など、50点が展示されている。

偉業達成について、地元紙シカゴ・サンタイムズは「ポップアートが頂点を極めた」と報道。美術館担当者の「作品を背景に、来館者の誰もが自撮りをしています。まさに自撮りにうってつけの展覧会と言えるでしょう」という言葉を引き合いに、人気の秘密を紹介している。

今週末の2017年924日(日)が展示最終日。タイムアウトシカゴによると、金、土、日曜日の3日間は、これまで以上の混雑が予想されるため、時間制のチケットが配布されるという。閉館後のイベント「MCAプライムタイム:Off Rack」のチケットはまだ購入できる。

今、シカゴ行きの航空券を買えば、まだ間に合う。

タイムアウトシカゴの記事
Takashi Murakami exhibition broke the MCA’s attendance record

シカゴ現代美術館発表
Murakami Breaks Attendance Record Today

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