マクドナルド、中国の社名を「ゴールデン・アーチ」に変更。なぜ?

テキスト:
Hiroyuki Sumi
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もし「ランチはゴールデン・アーチに行かない?」と誘われたら、あなたはきっと違和感を感じるだろう。「上海の旧租界エリアにあるレストラン?」と聞き返すかもしれない。または「Réelのフードコートにできた新店?」とか「2018年版ミシュランガイドに掲載された店?」とも思うかもしれない。だが、どれも違う。実際はもっと身近にある店の話だ。

マクドナルドが、中国での社名を「麦当労(マクドナルド/McDonald’sMaidanglao)」から「金拱門(ゴールデン・アーチ/Golden ArchesJingongmen)」に変更したのだ。つまりこれからは、ビッグマックが欲しくなったら「ゴールデン・アーチ」に行くことになる。少なくとも、公式にはそうだ。

ただ、社名が変わったとはいえ、中国国内の店舗は「マクドナルド」の名前とロゴを使用し続ける予定。マクドナルドを食べたくなったら、とりあえず黄色いMの文字を探せばいい。

ロイター通信によると、マクドナルドが中国と香港の事業の大部分をCITICとカーライル・グループに売却した結果、今回の新たな名前が生まれたという。現在、中国本土ではマクドナルドの大規模な新規出店が計画されており、2022年までに店舗数を倍増させる予定だという。

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