シドニー発のタイ料理レストラン、ロングレインが日本初上陸

テキスト:
Shiori Kotaki
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屋台を思わせるこじんまりとした店内で味わうタイ料理も最高だが、特別な日のディナーとしてタイ料理を楽しみたいのならばロングレインをおすすめしたい。本格的な味や見た目の美しさはもちろんのこと、恵比寿ガーデンプレイスタワー39階の店内からは東京の街を一望でき、ロケーションも完璧なのだ。8月26日(土)に日本初上陸を果たした同店を、おすすめメニューとともに紹介する。

まずはじめに、ロングレインについて簡単に説明しておこう。同店は銀座にあるギリシャ料理店、アポロのオーナー&ソムリエも務めるサム・クリスティが1999年にシドニーにオープンさせたタイ料理レストランだ。なぜシドニーでタイ料理かというと、10代後半に彼がタイにバックパック旅行に出かけたことが大きく関係している。旅行の際に初めてタイ料理を食べたそうなのだが、チリの辛さやパンチの効いた香りが印象深く、この経験が自身の故郷シドニーでタイ料理店を始めるきっかけになったそうだ。辛さ、甘み、酸味、塩気の4つを効かせた料理や、モダンなデザイン空間が高い注目を集め、現在ではすっかり人気店となった。

オーナーのサム・クリスティ
シェフのグリフ・パメント。日本国内にある4ヶ所のビルズ立ち上げにも携わり、ロングレインでもメニュー開発を担当

同店の料理は本格的な食材を用いているのも特徴で、日本では見かけることの少ない『ミャンカム 海老 ピーナッツソース』は、ぜひ味わいたい一品。ミャンカムは「一口で色々なものを食べる」ということを意味し、タイでは料理のスターターとして親しまれている。ピーナッツソースなどがかかったエビを葉で包んで、一口で味わおう。

『ミャンカム 海老 ピーナッツソース』

ヘルシー志向の人に一押しなのが、ポーク、エビ、ビーンズスプラウトの上に、蜘蛛の巣に見立てた卵を乗せた『“エッグネット”ビーンスプラウトサラダ』だ。卵を崩してしまうのがもったいない気もするが、具材をかき混ぜて食べるのが美味しい味わい方。サラダとともに運ばれてくるキュウリのピクルスを加えると、途中で味に変化をつけることもできる。

『“エッグネット”ビーンスプラウトサラダ』

タイ料理といえば、グリーンカレーは外せない。『エビのグリーンカレー』は、オリジナルブレンドのカレーペーストにココナツミルクとチキンブイヨンを加えた一品。大ぶりでプリプリのエビが乗っており、魚介の旨味もしっかりと感じられる。同店で提供されているレッドカレーやイエローカレーよりも辛いとされているが、ココナッツミルクのまろやかさもあり後を引く辛さだ。

『エビのグリーンカレー』

シドニーで流行しているように、タイ料理にロゼワインを合わせるのもおすすめだが、せっかくならばオリジナルカクテルも味わいたい。一押しは、ウォッカとパッションフルーツ、ライチで作った『Ping Pong』だ。シドニーでは、5人に1人が注文する人気のドリンクなのだそう。ライチがゴロッと入っており、果物のみずみずしさも感じられる。スパイシーな料理だけでなく、酸味のある料理とも相性抜群である。

『Ping Pong』
旨味、酸味、甘味のバランスを見て、タイ料理に合うワインをセレクト
食後のデザートには『リップルアイスクリーム ココナッツ&ラズベリー オートビスケット フィグ』を味わおう

店内には、景色を堪能できる窓際の完全個室と、調理風景が見える小窓の付いた2つの個室が用意されている。開放的なフロアでの食事も良いが、打ち上げや女子会などの際に個室が利用できるのは嬉しいところだ。

厨房が見える個室

恵比寿には数々のデートスポットがあるが、同店もめでたくその仲間入りを果たしたと言って良いだろう。美しく本格的な料理に、最高の眺め。特にディナータイムは東京の夜景が綺麗に見えるので、勝負の夜にぜひ足を運んでみてほしい。

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