能声楽家、青木涼子による新曲委嘱世界初演シリーズ『「現代音楽×能」Vol.9』が、サントリーホールで開催される。『現代音楽×能』は能の声楽「謡(うたい)」のために新曲委嘱、
今回はオスカー・ワイルド『幸福な王子』や『梁塵秘抄』などを題材にした新曲3曲を、青木とチェリストの上村文乃が世界初演。国際的に活躍するミケル・ウルキーザ(スペイン)、
上演前には、音楽学者の沼野雄司を招いて「現代音楽と謡」をテーマにしたトークや作曲家自身による解説も行う。なお、新型コロナウイルス感染症のため、海外在住の作曲家は来日せずにオンライン参加を予定している。
このイベントを通じて、伝統が本来持っているはずのアクチュアリティーを考える機会としてみてはどうだろうか。