1. ビア ビスタ ブルワリー
    Photo: Akane Suzuki
  2. タイフー トウキョウ
    Photo: Kisa Toyoshima
  3. オムニポロス トウキョウ
    Photo: Kisa Toyoshima

東京、ベストクラフトビールバー23選

国内のマイクロブルワリーから海外メーカーの直営店までを網羅

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Time Out editors
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タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、ベストクラフトビールバー23選

Text by ジェイムズ・ハッドフィールド、Time Out Tokyo Editers

普通のビールにはちょっと飽きてしまったというようなビールラバーが足を運ぶ、最も熱い店を調査した。せっかくビールで喉を潤すのなら、クラフトビールを試してみよう。

クラフトビールとは、大ざっぱに言ってしまえばフレッシュな味わいが特徴の地ビールで、醸造所、銘柄ごとに風味が異なる。特に非加熱処理のものは、提供する店側の温度・品質管理に注意が必要で、おいしく飲むためには、おいしくサーブする店を選ぶのが肝。

最近クラフトビールにはまった人も、新しい店を探しているクラフトビールオタクも、まずこの23店を押さえていれば間違いはないだろう。

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  • バー
  • ビールバー
  • 清澄

ゲストハウスを運営するBackpackers’ Japan初めてのバー業態

好みのビールに出合いたいなら、清澄白河のローカルがこぞって通うブルワリー&ビアパブの「ビア ビスタ ブルワリー (BEER VISTA BREWERY)」を訪れてみては。

ヌイ(Nui.)」や「シタン(CITAN)」といったゲストハウスを運営するBackpackers’ Japanが初めてのバー業態の取り組みとして、2022年12月にオープンした。店内は「Japanese, Material, Craft」をテーマに、元製本工場をリノベーションし、カウンターには和紙を用いるなど国産の素材を取り入れている。奥には醸造スペースが併設されており、醸造開始後は製造過程を見ながらビールを味わえる。

店内には日本全国から仕入れた10種類の異なるクラフトビールをタップで用意。主にゲストビールを提供しており、おおよそ1週間程度で総入れ替えとなる。

クオリティーの高いフードも見逃せない。人気は「蒸し鶏とレバーパテのパニプリ」(2個、630円、税込み)。パニプリは丸くて薄い揚げボールの中に具材が入っている料理で、インドではおやつとして親しまれている。同店では、滑らかなレバーパテとパクチーがアクセントになっており、癖になる味わいだ。

※自家醸造のビールも作成中で、6月ごろに醸造開始した後、順次販売開始予定

  • レストラン
  • 台湾料理
  • 神楽坂

台湾のクラフトビールブランド「臺虎精釀」の日本初となる直営店

「タイフー金柑」や「金柑レモンサワービール」など常時8種類前後のタップをそろえ、グラスのサイズはS、M、Lの3種類から選ぶことができる。

ライチなどを使ったゴクゴク飲めるフルーツ系ビールが多いのも、夏場は蒸し暑さが続く台湾のクラフトビールブランドならでは。3カ月ほどで一部ビールのラインアップが変わるので、定期的に新しい味わいに出合えるのもうれしい。

店は2つのフロアで構成されており、1階は和モダン、2階は台湾の居酒屋のような雰囲気。台湾気分をより味わいたければ、迷わず2階へ。2階に設置されたテーブルやイスのほか、テーブルに付いた番号札までもが台湾から持ってきたものだそうで、まるで現地の居酒屋で過ごしているような本場感である。

 

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  • レストラン
  • 茅場町

ストックホルム発、ソフトサーブが乗ったビール

若きブルワーのヘノク・フェンティと、デザイナーのカール・グランディンが、2010年に共同で設立したストックホルム発のビールブランド「Omnipollo(オムニポロ)」のビールスタンド。

アジア初進出となるビールスタンドの場所に彼らが選んだのは、日本橋兜町で約70年間親しまれてきたうなぎ屋の跡地。この場所は、古いものに敬意を払いながら、そこに新しい革新を混ぜ合わせていく彼らのスタイルにぴったりで、ほかの店舗のデザインも手がけてきたグランディンは、外観や梁(はり)といった、うなぎ屋の趣は残しつつも、天地を逆さにしたエキセントリックな内装に仕上げた。

真っ青な床や壁に、木目のエキセントリックさを表現したマーブルカラーのテーブル、壁という境界線を取っ払ってしまうかのように溶けた壁など、随所にこだわりが詰まっているので、細かくチェックしてみてほしい。

ビールは、ピーナツバタークッキーやマンゴーラッシーなど、料理からインスパイアされたというフレーバーを11種類用意。特に、ソフトサーブが乗ったビールは、目にも華やかで心が踊る(メニューボードにステッカーが貼ってあるビールがソフトサーブが乗ったメニュー)。

いずれも、レシピは全てフェンティを中心にスウェーデンで作られており、なくなり次第、次のフレーバーに切り替わっていくというシステム。なかには1週間ほどで次のビールに変わるものもあるので、常に新しい味に出合えるのもうれしいところだ。

  • バー
  • 中目黒
  • 価格 2/4

ベアードブルーイングの東京直営店

静岡県沼津にあるベアードブルーイングは、日本におけるクラフトビール界で最も名の知れた醸造所。そんなブルワリーのクラフトビールを楽しみたいのなら、中目黒タップルームしかない。

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  • バー
  • 下北沢
  • 価格 2/4

下北沢のクラフトビール店タッグ

古くから営業している、日本のクラフトビール界の大御所のようなこの店は、実は2つの店舗が合わさったもの。座席のあるバーレストランと立ち飲みのバーの2店で、35種類のビールを楽しむことができる。

  • バー
  • ワイナリーズ
  • 中目黒

骨付きポーク「ロインバックリブ」は必食

中目黒駅から徒歩4分、マンションの2階にあるテラスが開放的な雰囲気のバー。アメリカ・ポートランドのブリュワリーメーカーや日本のクラフトビールをメインに扱っている。オリジナルフレーバーなど、常時6タップの生ビールを用意。季節によって提供する銘柄は変わるが、IPAなど飲みやすい種類も多い。

フードメニューもビールに合わせたこだわりのものばかり。特に人気なのは、店内の特注ストーブで燻製するアメリカンスタイルの骨付きポーク、「ロインバックリブ」。5時間以上かけてスモークするため、余分な脂身が落ちていて食べやすい。

グラスは画家の小川洋平がデザインしたものを使っているほか、スタッフはDJなど音楽やアートに携わる人も多いという文化的な雰囲気も同店の魅力である。

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  • バー
  • 代官山
  • 価格 2/4

クラフトビールへの入り口

代官山にある複合施設、ログロード代官山(LOG ROAD DAIKANYAMA)内に店舗を構える人気スポット、飲料メーカーのキリンが手がける醸造所が併設したクラフトビールパブ。「SPRING VALLEY 豊潤<496>」のオンタップや、ラズベリー果汁を使用した「JAZZBERRY」などのクラフトビールが相性抜群のフードメニューとともに楽しめる。

  • バー
  • ビールバー
  • 赤坂

香港発のクラフトビールを堪能

香港発のクラフトビール「Carbon Brews」(カーボンブリュース)の世界1号店となるタップルーム。常時7種類(定番6種+シーズナル1種)のビールがそろい、IPAやラガーなどのスタンダードなビールからライトでフルーティーなフレーバー、高アルコールやビターなタイプなども積極的に展開している。

なお、オープン時の限定ビールは、ビール愛飲家であり「Carbon Brews」ファンでもある撮影監督のクリストファー・ドイルと作り上げたコラボレーションビール「Like the wind」(ライク ザ ウィンド)。モルト感が感じられる逸品に仕上がっている。

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  • バー
  • 両国
  • 価格 2/4

言わずと知れた名店

東京のクラフトビールのバーの中で、文句なくトップに君臨する店。70種類ものドラフトビールが完璧な状態で管理されている。そのほとんどは日本の醸造所で作られたものだ。

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  • バー
  • ビールバー
  • 五反田

グリル肉と作りたてビールのハーモニー

山梨県小菅村に醸造場を構えるクラフトビールメーカーの直営店。同メーカーはベルギーに展開しているほか、ローソンなどの大手量販店にも販売している日本を代表するブルワリーだ。

店内には全20タップを完備し、「馨和 KAGUA」や「Far Yeast」シリーズなど、ほぼ全種類の自社ブランドのほか、国内外のユニークなゲストビールを樽(たる)生で楽しめる。

グリルメニューを中心とした自家製料理も見逃せない。「KAGUAのためのフライドチキン」などビールとのペアリングを意識して作られたメニューは、ぜひ組み合わせて楽しんでほしい。肉を食べたいなら、カイノミという部位で作られた牛のバベットステーキは絶品なのでおすすめだ。

  • バー
  • ビールバー
  • 新宿

国内外200種類を超えるクラフトビールが味わえるビアバー

「伊勢丹新宿店」の本館地下1階に2023年2月にオープン。定番からマニアックなブランドまでラインアップした、テイスティングカウンターを備えたバーになっている。

バイヤーが厳選したクラフトビールブルワリーのたる生を週替わりで提供。週末にはゲストとしてブルワリースタッフが来場し、商品のこだわりを聞きながらテイスティングが楽しめる。

それぞれのビールとの相性が良いつまみも紹介。クラフトビール好きの知人へのプレゼントにもいいだろう。待ち合わせやショッピングの休憩など、さまざまなシーンで利用したい。

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  • バー
  • ビールバー
  • 恵比寿

好きな量だけ飲む

下北沢でビール好きに人気を博したクラフトビール量り売り専門店、タップアンドグロウラー(TAP&GROWLER)が、今度はセルフタップでビールが注げる量り売り店を恵比寿にオープンさせた。

店内は、テイクアウトと角打ちの両方が可能で、常時15タップをラインアップ。全て国産ブルワリーから直に仕入れており、その季節に出回る限定ものにこだわっているというのだからクラフトビール好きにはたまらない。

量り売りは1オンス(oz)から可能で、自分の好きな量だけ注げる。少しずつ味わえるので、飲み比べもしやすく、マニアはもちろん、自分好みの味を見つけたい初心者にもおすすめだ。入店時に渡される独自の「POUR カード」で精算するシステムである。

食べ物はスナック類を販売しているが、持ち込みもできる。このほか、サステナブルなグラウラーを購入し、自宅で店の味を満喫するのもおすすめだ。

  • バー
  • 日本橋
  • 価格 2/4

うまいフードメニューがある店

神田でクラフトビールバーを経営している3人のアメリカ人は、ついに自分たちで作ったビールを提供し始めた。目玉は、品川のデビルクラフト醸造所で造られた完全オリジナルビールだ。

フードは、シカゴ風のディープディッシュピザが空腹時にはぴったりだ。

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  • バー
  • 渋谷
  • 価格 2/4

コースターの裏にメッセージを書いて

渋谷のBunkamuraすぐ向かいにあるクラフトビールバーでは、アメリカ、日本、ベルギーのクラフトビールが40種もそろう。

なお、提供されるコースターの裏にはメッセージを書くスペースがある。ここにメッセージを書き込んで気になる相手に渡せば、ナンパよりも気軽なコミュニケーションのほか、恋が叶うといったジンクスもあるようだ。

  • バー
  • パブ
  • 渋谷

典型的なブリティッシュパブだが、めずらしく良店

ジ・オールゲイトは、東京では珍しくスマートなブリティッシュパブである。BGMは良く、タバコを吸い続ける客もいなく、目を見張る数のビールとエールが用意されている。

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  • バー
  • 桜新町
  • 価格 2/4

本場のオニオンリングやペペロンチーノ

パブというより高級なダイニングバーのようなラッシュライフ。東京では珍しい、日本と世界の地ビールと数10種類がそろい、3種類飲み比べセットもある。2人以上から予約できる「ラッシュ・ライフ パーティメニュー」は、飲み放題に5品のフードが付き1人当たり5,500円と手頃なプランだ。

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  • バー
  • 多摩地域

電車を待ちながら飲むビールは格別

奥多摩駅の目の前の道路を渡り、柳小路を入ったすぐの場所にたたずむビアホール。古民家を改装した店舗で、古い木製の門をくぐり玄関から店内に入る。庭に当たるテラス席のすぐ下には川が流れており、清流の音と木々のざわめきをBGMにしながらビールを片手にゆったりとした時間が過ごせる。

  • バー
  • 高円寺
  • 価格 1/4

小さなテラスがうれしい店

手造りのビールを、手作りの居心地の良いウッドデッキインテリアで提供する高円寺麦酒工房。 店主自ら「街の豆腐屋さん」に例えるように、仕事帰りに一杯味わおうと地元の人々が立ち寄る、ローカルな憩いの店だ。

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もっとクラフトビールを楽しみたいなら......

東京、ブルワリーパブ10選
  • バー
  • パブ

 

ビール愛好家の終着点ともいえるブルワリーパブとは、ビールの醸造と提供を同じ場所で行っているパブのこと。品質の劣化が最小限に抑えられたフレッシュなビールを楽しめるのだ。店の醸造のローテーション次第で、オリジナルビールが登場したり、エールやピルスナー、スタウトなど、さまざまなタップメニューを味わえたりする。味だけでなく、むき出しの醸造タンクが堂々と鎮座する重厚な光景も醍醐味(だいごみ)だ。

ここでは、年々軒数が増えつつあるブルワリーパブを、都内と東京近郊からセレクトして紹介。知れば知るほど深みにはまる、ディープなビアワールドに案内する。

 

  • レストラン

青空の下でうまいビールを飲みたい人のために、出来たてのクラフトビールをテラスや屋外で飲めるブルワリーパブを厳選紹介。度数1.2%の低アルコールビール、イチゴやナシを使ったフルーツエールなど、スーパーマーケットには並ばない豊かな個性を持ったクラフトビールを思う存分堪能しよう。

修善寺や飯能のキャンプ場併設のブルワリーや運河のたもと、横浜のハーバービューなどロケーションも抜群だ。完璧な組み合わせをエンジョイしてほしい。

 

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  • トラベル

日本酒やウイスキーのハイボールを居酒屋で浴びるように飲むのは手軽だが、そういうときは大概、酒のおいしさは味わっていない。しかし、そうした酒が造られる現場を訪れると、生産に使われているユニークな食材や製造プロセス、関係者の話、そして日本の歴史と文化についてもっと知ることができる。

首都圏から少し外れた山梨、静岡、千葉には、簡単にアクセスできる日帰り旅行に最適な多くの醸造所やワイナリー、蒸留所がある。それらの場所のほとんどでは無料の案内ツアーを実施しているのだ。 高品質の酒を作るための前提条件には、きれいな水と新鮮な空気が含まれているため、期せずして緑豊かな自然環境を訪れることにもなる。そうなると日帰りではなく、周囲のエリアも探索できるように、もう少し長く滞在したくなるかもしれない。

  • ナイトライフ

少しずつ裾野を広げ、専門店も増えているクラフトビール。定番ビールに比べると価格は高めだが、立ち飲みであれば比較的に安価で気軽に楽しめ、中にはチャージがない店もある。スタッフとの距離感が近く、クラフトビールについての質問や魅力などを聞きやすいのも魅力だ。一人でサクっと飲みたいときや、待ち合わせの0次会的に使うなど、活用法は自由自在。今日の一杯は、「とりあえずクラフトビール」でいかがだろう。

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  • ショッピング
  • 酒屋・ワインショップ

PA、スタウト、ピルスナー......。どれもクラフトビールの種類だが、それぞれどんな味がするか分かる人はまだまだ少ないだろう。しかし、ワインでさえ何となくラベルで選ぶことが多々あるのだから、当然クラフトビールも同じ感覚で気軽に手に取って楽しめるに違いない。ということで、クラフトビールの取り扱い数が都内トップのびあマBASEで、 面白いラベルのビールをディグってきた。

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