アッパー
Photo: Kisa Toyoshima

開放的なルーフトップに旅をしているようなコース料理、話題のアッパーとは

トランジットジェネラルオフィスのフラッグシップレストランが丸の内テラスに誕生

テキスト:
Shiori Kotaki
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数々の飲食店を手がけるトランジットジェネラルオフィスのフラッグシップレストラン、アッパー(THE UPPER)が、2020年11月5日(木)に開業する丸の内テラス内にオープン。同施設の9、10階を擁したレストランで、10階にはルーフトップも設置。11月5日から利用できるのは10階部分と9階のバーカウンターのみで、9階の全フロアのオープン(グランドオープン)は2021年春を予定している。

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注目はやはり、このエリアでは珍しい開放的なルーフトップ。丸の内のビル群に囲まれたロケーションも新鮮で面白い。ソファー席もあり、気持ちのいい風を感じながらゆったりとした時間を過ごすことができるだろう(Photo: Kisa Toyoshima)

今回、パートナーシェフとして迎えたのは、ロンドンのウィリアム リード ビジネス メディアが主催する『アジアベストレストラン50』で10位に選出されるなど、目覚ましい活躍を続けるラシーム(La Cime) の高田裕介。料理には、高田のアドバイスやエッセンスも多く取り入れられており、コイやナマズなど、これまでは捨てられてしまっていたような食材も積極的に使っていきたいという。

提供される料理は、昼と夜とで異なる。昼は、好きなものを選べる五つのメインに特製のデリとサラダが付いたメニューを用意。夜は、コースとアラカルトメニューを提供する。

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ランチ時に楽しめる『黒毛和牛の赤ワイン煮込み(十穀米かパンがセット/2,780円)』。このほか、『本日の鮮魚のブイヤベース(十穀米かパンがセット/2,780円)』『黒毛和牛カリー ―ラシームより暖簾分け―(2,580円)』『ラクサヌードルーオマール海老のビスクスープ(2,480円)』『厳選した国産豚の魯肉飯(2,380円)』から好みのメインが選べる(Photo: Kisa Toyoshima)
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デザートメニューにはこんなにかわいらしいモンブランもある(Photo: Kisa Toyoshima)

なかでもぜひ体験してほしいのが、ディナー時のコースメニュー。まるで旅をしているようなストーリー性を感じられる7皿のコースで、アミューズからデセール、ミニャルディーズまで、心躍るようなひと時が過ごせるだろう。

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アミューズの『秋刀魚のスティックパイ』。コースの内容は季節によって異なる(Photo: Kisa Toyoshima)

もちろん、料理との相性も抜群な「旅」をテーマにしたカクテルも忘れずに。日本やギリシャ、フランスなど、それぞれの国からインスピレーションを受けて作られた七つのカクテルが用意されており、いずれもレシピのアイデアが面白いのだ。

例えば、イギリスをテーマにした『UNDERGROUND』。ロンドンが地下鉄の発祥であることから、まず「地下鉄」を一つのテーマに置き、そこから「地下鉄=地中にあるもの」とつなぎ、なんとこのカクテルにはゴボウが使われているのだという。どれもこういったユニークな発想から生まれていて、ついつい全て試してみたくなってしまうだろう。

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七つのカクテル(Photo: Kisa Toyoshima)

食事を終えたら、9階のバーカウンターへ。ディナーコースには、「明日につながる」ショットドリンクが付いており、これを9階のバーカウンターで飲んで帰る、というシステムなのだ。ドリンクは全部で3種類で、「穏やかな夜へと誘う」ものや「体に香ばしい息を吹き込むもの」など、どれもいい朝を迎えられそうな一杯。内容は時期によって異なるが、必ず一つは「モクテル」(ノンアルコールカクテル)も用意されるようなので、アルコールが苦手な人も安心だ。

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9階のバーカウンター(Photo: Kisa Toyoshima)

2021年春のオープンを予定している9階もなかなかの「ビルディングビュー」。キッチンの様子がのぞける小窓の付いた個室や、半個室のような空間もあるので、幅広いシーンで利用できそう。2021年春のグランドオープンも心待ちにしたい。

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9階の様子(Photo: Kisa Toyoshima)

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