「超福祉展」の書籍化プロジェクトが進行中。クラウドファンディングで支援募る

テキスト:
Hiroyuki Sumi
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福祉の枠にとらわれない商品展示やトークイベントなどを行う『2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展』(超福祉展)の書籍化に向け、同展を主催するNPO法人ピープルデザイン研究所が、クラウドファンディングサイトの「GREEN FUNDING by T-SITE」で支援を募っている。超福祉展の様子や背景などをまとめて、講演会場での展示や、書店販売などを通し、福祉関連イベントを開催するためのノウハウなどを全国に発信する。

超福祉展は、同研究所が毎年渋谷で開催。最新の福祉機器の展示や、幅広い業界からスピーカーを招いたトークイベントなどを行うことで、障がい者やLGBTらマイノリティに対する意識のバリアを取り除くことを目指している。

書籍化は、主に福祉関連の施策に取り組む企業や団体などを念頭に行い、超福祉展の内容や、開催までの背景などを紹介する。公金に頼らない活動の仕方や、企業や行政との連携のとり方などについてのノウハウも盛り込むという。ピープルデザイン研究所ディレクターの田中真宏は、「超福祉展をオープンソースにして全国に発信し、各団体や行政に活用してもらえるようにしたい」と狙いを説明。「これまで、講演会で自分たちの活動について話をすると、『夢物語だ』『私たちにはできない』というように捉えられることもあったが、そんなことはなく、やり方と考え方次第であるということを伝えたい」と話している。

支援は1,000円から可能。カードケースやブックカバー、関連パーティーへの招待などのリターンが用意されている。

超福祉展の書籍化についての詳しい情報はこちら

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