浅草の老舗喫茶店、アンヂェラスが3/17に閉店

テキスト:
Shiori Kotaki
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昭和21年創業、浅草の老舗喫茶店アンヂェラスが、2019年3月17日(日)の18時をもって閉店することがオフィシャルウェブサイトにてアナウンスされた。理由は、建物の老朽化のためとのこと。3月末には、この建物自体も取り壊してしまうそうだ。

SNS上では、閉店を惜しむ声が続出。また、「それまでに絶対足を運んでおかなくては」という人も多く、連日、オープン前から店の前には列ができているようだ。筆者が店を訪ねたのは、平日の12時過ぎ。すでに約10人並んでいたが、平日ということもあってか回転率がよく、15分ほどで入店することができた。

この時点では、人気のケーキ『アンヂェラス』含め、デザート類は比較的揃っていた印象。しかし、14時頃から続々と売り切れのケーキが出てきて、15〜16時には全て売り切れてしまう日も多いのだとか。ケーキのテイクアウトのみであれば、列に並ぶ必要はない。どうしても食べておきたい目当てのスイーツがある人は、店内で味わうことを諦め、持ち帰るという選択をするのも一つの手だろう。

水で抽出するダッチコーヒーに梅酒と梅を加えた『梅ダッチコーヒー』、名物の『アンヂェラス(黒)』、イチゴが丸ごと入った『苺ショート』......。最後かもしれないと思うとつい欲張ってしまう

店と同時に工場も閉めてしまうため、閉店後はケーキ類を百貨店などのほかの場所で販売することはないそうだ。また、『アンヂェラス』はこれまで配送で取り寄せることもできたが、その分に関してもすでに受付を終了しているとのこと。どうやら、『アンヂェラス』を味わう方法は、3月17日までに店に足を運ぶという一択のようだ。

閉店までの残りの時間、土・日曜・祝日は、かなりの混雑が予想される。まだまだ寒い日も続きそうなので、ある程度の時間は並ぶのを覚悟し、防寒対策はしっかりとして足を運びたい。

アンヂェラスの詳しい情報はこちら

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