新年のJ-CULTURE FESTでしかできない5のこと

テキスト:
Hiroyuki Sumi
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in association with 東京国際フォーラム

日本の正月には、初詣やお屠蘇(とそ)、餅つき、書き初め、羽子板など様々な風習があるが、果たしてあなたはどれくらい体験したことがあるだろう。今でも凧(たこ)揚げやかるたなどの正月遊びをしたり、門松を家の前に飾ったりしている人は少ないのではないだろうか。

馴染みの薄くなった伝統的な正月の風習を改めて楽しんでもらおうと、2017年から始まったのが『J-カルチャー フェスト(J-CULTURE FEST)』(2018123日、東京国際フォーラム)だ。今年の正月から始まったイベントで、様々な体験イベントやアーティスト公演などが用意されている。なかでもおすすめは、ホールEで開かれる『お正月テーマパーク』。餅つきや書き初めなどの体験のほか、伝統工芸品の展示など24のブースがあり、入場無料で楽しめる。J-CULTURE FESTでしかできない5のことを紹介する。

1. あの頃にタイムスリップする。

 

射的などの懐かしい遊び体験も

日本人なら一度は行ったことがあるであろう空間が縁日だ。神社で祭りがあると、参道には、射的や金魚すくいなど昔ながらの遊びコーナーのほか、フードの露店などがずらりと軒を連ね、にぎわいを作り出す。幼いころ親に連れられ、人混みの中を歩いた記憶がある人も多いのでは。会場内には縁日広場が設けられ、活気あふれる参道の空気感が再現、スーパーボールすくいや輪投げなどを楽しめる。

2. 古(いにしえ)の日本を旅する。

書き初め体験(昨年の様子)

日本には、ただ見物するだけではもったいない伝統文化がたくさんあるが、J-CULTURE FESTを訪れれば、多種多様な風習を一度に体験できる。盆栽や三味線、鼓、能などの伝統芸能、着物の着付け、新年の決意を一筆に込める書き初め、和菓子作りなど、なかなか挑戦する機会のない体験が揃っている。

3. プロのこだわりを知る。

木版画や寄木細工などの工芸品の販売、実演も

模造品ではない陶磁器や漆器、工芸品などを手に入れるのは、意外に難しい。時には地方にまで足を延ばし、特産品を探す必要もあるだろう。だが東京国際フォーラムに来れば、そんな心配は不要だ。会場には、飛騨高山の渋草焼きや、箱根の寄木細工、江戸木版画など、全国の「本物」が集結している。展示販売はもちろん、制作実演や体験も予定されているので、職人たちのこだわりを学ぶことができる。

4. 和風に娯楽を楽しむ。 

金澤翔子

能や獅子舞など、日本の伝統的なエンターテインメントが一堂に会するイベントもなかなかない。会場では両日とも様々なステージイベントが催され、いけばなパフォーマンスや、本物の力士たちによる餅つきが予定されている。なかでも、建長寺(鎌倉市)や建仁寺(京都市)などに作品を奉納している書家 金澤翔子による豪快な揮毫(きごう)パフォーマンスは見逃せない。

5. ほろ酔いで郷愁に浸る。

会場では日本酒も豊富に用意される(昨年の様子)

気持ち良く酒を楽しみ、明るく正月を過ごしたいなら、J-CULTURE FESTほどうってつけのイベントはないだろう。会場内には、角打ちスタイルのエリアが設けられており、各地の銘柄が揃っている。各地のクラフトビールも豊富にあるので、酒独特の風味が苦手な人も大丈夫だ。別の日本酒エリアでは量り売りが行われるほか、利き酒やテイスティングクイズなども実施予定。神社に参拝し、縁日を楽しんだら、お屠蘇で新年を祝おう。イベントでは、1715年創業の老舗京料理店の伊勢長と帝国ホテルが、それぞれ雑煮を販売する。

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