各地で広がるアマビエチャレンジ、等身大のマスコットも登場

Kaila Imada
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Kaila Imada
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長い間忘れられていた日本の妖怪「アマビエ」が新型コロナウイルスの影響から、ソーシャルメディアで話題を呼んでいる。アマビエは半人半魚の妖怪で、もともとは肥後(元熊本県)の海に出現し、疫病の予言をしたことで知られる。Twitterなどでは#アマビエチャレンジというハッシュタグでウイルスの収束を願う投稿が増え続けているようだ。

Amabie mascot
Photo: Mondo Mascots/Twitter

「アマビエの絵を見るとどんな病気も治る」という言い伝えがあることから、ドーナツや和菓子、ビールのラベルにまでと、アマビエをテーマにした商品が登場している。芸術家の村上隆がアマビエをモデルにしたマスクなどの商品をプロデュースしたことも話題になっている。

また、鹿児島県ではローカルヒーローとして知られる薩摩剣士隼人が運営するチーム「チェスト連合」の協力により、水族館や小学校など地元のさまざまな場所にアマビエが登場しているのだ。

鹿児島市の中郡小学校では、等身大のアマビエマスコットが生徒の親やボランティアとともに、校庭に巨大なアマビエの地上絵を描いた。この画像は後にドローンを使って上空から撮影され、今後生徒たちのお守りが作成されるという。

日本ではこのような「ゆるキャラ」や各地のオリジナルキャラクターがあちこちに存在するが、時代に応じたマスコットの登場は見ているだけで楽しいし、元気を与えてくれる。

もちろん、コロナウイルスを本当に治す魔法の生物はいないので、手洗いとマスクの着用、そして引き続き自宅待機を継続してほしい。

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