台湾と日本のカルチャーが集結した「HaveAnice Festival」をレポート

テキスト:
Shiori Kotaki
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台湾と日本のカルチャーを一度に体感できるイベント『HaveAnice Festival』が、2018年12月1日(土)と2日(日)に台湾北部の都市再生エリアにある松山文創園區で開催された。松山文創園區は、煙草工場だった場所をリノベーションして作られた文化総合施設。施設内には、緑を感じられるスポットやカフェ、ショップなどがあり、1日をかけてのんびりと楽しめる場所だ。

これまで、『Culture & Coffee Festival』と『Culture & Art Book Fair』という二つのイベントが別々に行われてきたが、『HaveAnice Festival』では、それぞれの第3回をまとめて同時開催するという、超豪華版となった。松山文創園區内には、元倉庫を改装したギャラリースペースがある。その1号倉庫と2号倉庫を使用し、合計約160ブースが出店した。

昨年同様、会場の外には長い列ができていた

タイムアウト東京は、昨年に続き出店者として参加。アートブックイベントの会場となった2号倉庫にブースを構え、世界108都市の個性溢れるカバーとその背景にあるストーリーを綴った記念本『Time Out 50: 50 years, 50 covers』を並べた。また、タイムアウトの本家である、タイムアウトロンドンの過去のカバーをプリントしたTシャツや、トートバッグの販売、そして、私たちタイムアウト東京マガジンやガイドマップの配布も。客層は、20〜30代が多かった印象で、もともとタイムアウトを知っていた人はもちろん、今回初めて知った人も皆、興味深そうにマガジンやマップ、記念本を眺めていた。

タイムアウト東京のブース

ブースを訪れた人のなかには、「明日から東京に行くの!」と言って嬉しそうにガイドマップを手にしていた人や、「東京の食」をメイン特集にしたマガジン最新号を見て「Eating Tokyo!? 私のためにあるような特集じゃない」と興奮気味に読んでいた人も。また、マガジンやマップを見て「これ、本当に無料なの?」と驚いたり、「タイムアウト台湾があったらいいのに!」という声も聞こえてきた。 

タイムアウト東京ブースでは、最新型のポラロイドカメラ『ワンステッププラス』を使った撮影も行った

そのほか、日本から『Culture & Art Book Fair』に出店していたのは、カキモリやチーム未完成など。1号倉庫で行われていた『Culture & Coffee Festival』には、オニバスコーヒーグリッチコーヒー&ロースターズなどがブースを構えていた。また、台湾からも話題のコーヒーショップや、人気のソックスブランドなどが出店し、2つの国のホットなカルチャーがぎゅっと凝縮された、日本ではなかなか体験できない刺激的な空間だった。 

日本でも大人気のオニバスコーヒー

台湾から出店していたOh Old!心齡感-鵪鶉鹹派X熟齡吧檯手。高齢者のためのカルチャー教室が今回カフェとしてブースを出し、1年かけて習得したというラテアートを披露した

こちらも台湾から出店していたTHEVOLCANO 火山販賣舖。可愛さときわどさを持ち合わせた、エッジの効いた装飾オブジェなどを販売していた

大阪に本店を構え、台湾にも店を展開しているRetro印刷JAMは今回、特別に年賀状ブースとして出店。台湾では旧正月までハッピーニューイヤーカードを送り合う習慣があるそうで、2日間ずっと混み合っていた

次回の開催はまだ未定だが、台湾カルチャーに興味のある人には、チャンスがあったら必ず足を運んでみてほしいイベントだ。Have A niceのfacebookでも、写真多めのイベントレポート記事がアップされているので、興味のある人はぜひチェックしてみてほしい。

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