Overnight sleeper train in Europe
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ヨーロッパで夜行列車路線が続々拡大

Nightjetだけで5路線、より環境に優しい移動を実現

James Manning
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James Manning
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鉄道は素晴らしい。清潔で環境に優しく、広々としていて、飛行機よりも面倒が少ない。国によっては過去のものとみなされていた鉄道だが、再び注目され、むしろ今では未来のものとして見られ始めている。アメリカでは、次期大統領であるジョー・バイデンの指揮の下、アムトラックの路線網の大幅な拡大が見込まれ、ヨーロッパでは、全く新しい世代の夜行列車サービスを導入する素晴らしい計画が明らかになった。

主要な目的地の間を夜間に運行する夜行列車の利点は、鉄道旅行の主な欠点である長い移動時間を有効活用できる点にある。「レッドアイ便」と呼ばれる深夜のフライトのように、ある都市の中心部で乗り込み、寝ている間に移動。目的地で起きて、エスプレッソを手に持ち、朝から街を探検することができるのだ。

かつては数多くあったヨーロッパの夜行列車サービスは、ここ数十年で徐々に縮小。しかし、その傾向は逆転しつつあり、オーストリア連邦鉄道(ÖBB)が率いる鉄道会社の国際コンソーシアムが運行する夜行列車サービス『Nightjet』では、今後4年間で新たに5路線の夜行列車をローンチすることが発表された。我々はこのニュースに非常に興奮している。

2021年12月に運行開始するのはウィーン、ミュンヘン、パリを結ぶルート。同じタイミングで、同時にケルン経由でアムステルダムとチューリッヒを結ぶ夜行列車もスタートする。新路線はパリとアムステルダムでユーロスターと、またウィーンとチューリッヒでは、ベネチアとオーストリアのグラーツに向かう既存の夜行列車とも接続する。

2022年12月にはチューリッヒからミラノ経由でローマに向かう新しい夜行列車が、2023年12月にはベルリン、パリ、ブリュッセル間を結ぶ新たな寝台列車の運行が開始され、パリやブリュッセルではユーロスターとの接続が便利になる。そして、2024年12月には、チューリッヒとバルセロナ間の夜行列車の運行開始が予定されている。

イギリスの鉄道専門家 「The Man in Seat 61(61番座席に座る男)」 によると、ストックホルムからハンブルク、ベルリンまで結ぶスネールトーグ鉄道による夜行列車サービスも2021年3月下旬にスタート。また、元々運行されていたパリとニース間の夜行列車も、2021年中に再開の計画があるという。

今後数年間のヨーロッパにおける旅行では、空港をうろつくことは少なくなり、駅をさっそうと歩くことが多くなるだろう。言うまでもなく、我々はそんな未来にとてもワクワクしている。さあ、あなたも乗り遅れないように。

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