ジブリパーク続報、もののけの里やドンドコの森など

Tabea Greuner
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Tabea Greuner
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2020年6月11日更新

愛知県の大森秀章知事は、ジブリパークの建設工事が新型コロナウイルスの影響のため当初予定していたよりも遅れていると発表。しかし、ジブリパーク内にあるドンドコの森、ジブリの大倉庫、青春の丘の3つのエリアは7月末に建設を開始し、予定通り2022年秋にオープンする見込みだ。

2019年12月16日

世界初となるジブリパークがオープンするまで、まだ3年の辛抱が必要だ。しかし、愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)にオープンするパークの詳細が徐々に明らかにされてきた。ここでは、ジブリ作品『となりのトトロ』や『耳をすませば』『魔女の宅急便』の世界が広がるパークにまつわる続報を紹介したい。

まず、ジブリパークは5つのエリア、「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「もののけの里」「魔女の谷」「ドンドコの森」で構成される。それぞれのエリアは、スタジオジブリの映画作品に登場するもので、公園の豊富な自然と調和したものとなるようだ。

青春の丘

公園の北の入り口近くにできる青春の丘は、映画『ハウルの動く城』(2004年)に登場したもの。架空の19世紀のオブジェを備えた、黄色い門と展望塔が設置される。

『耳をすませば』(1995年)のファンは、この赤い建物に見覚えがあるだろう。作品に登場したアンティークショップの地球屋だ。

ジブリの大倉庫

2018年9月に閉鎖された水泳プールは、ジブリの大倉庫に変ぼうを遂げる。屋内アトラクション施設となり、天候に関係なく楽しむことができるのが魅力だ。

屋内にはさらに、展示室や小さな映画館、子ども向けの遊び場、ショップ、レストラン、ジブリ作品の展示品を保管する倉庫なども備える。

魔女の谷 

大芝生広場近くにある未利用地は、『ハウルの動く城』と『魔女の宅急便』をテーマに魔女の谷エリアとして生まれ変わる。レストランやアミューズメント施設、休憩所、ハウルの城、キキの家族が暮らすオキノなどが整備される予定だ。

もののけの里

映画『もののけ姫』に登場した精錬所のたたら場が再現される「もののけの里エリア」。イノシシの神であるオッコトヌシのほか、神秘的な生き物が敷地内に潜み、ここに足を踏み入れれば、映画の舞台となった室町時代(1336〜1573年)の田園風景を堪能できるだろう。

ドンドコの森

そして、豊かな自然に囲まれたドンドコの森には、『となりのトトロ』のサツキとメイの家が出現予定。エリアの名前は、サツキとメイが精霊のトトロと一緒に、植えた種が芽を出すことを願って踊った「どんどこ踊り」に由来している。

完成予想図を見るだけでも、幻想的なジブリの世界に飛び込むのが待ちきれなくなってしまう。なお、青春の丘とジブリの大倉庫、ドンドコの森は2022年秋にオープン予定で、もののけの里と魔女の谷は、その1年後の秋オープンだ。

完成までは三鷹の森ジブリ美術館を訪れてジブリに関する知識をブラッシュアップしておこう。

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