コーヒー×フルーツ?新感覚の1杯を提供するアオタイガー コーヒー、原宿に誕生

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Shiori Kotaki
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日々進化している日本のコーヒー、カフェ文化。東京にも星の数ほどカフェがあるが、2018年6月8日(金)に原宿にオープンしたアオタイガー コーヒーは、東京のコーヒー好きに全く新しい体験をもたらしてくれるだろう。同店で提供されるのは、コーヒーとフルーツを組み合わせた、斬新な1杯だ。

ドリンクは、『富士山スノーカバーコーヒー』『フルーツラテ』『クラシックセレクション(ラテとアメリカーノ)』の3種類を用意。一押しメニューは、果物がゴロッと入ったコーヒーに、酸味と塩っ気のあるクリームで蓋をした『富士山スノーカバーコーヒー』だ。果物は、バナナ、りんご、パイナップル、イチゴの4種類から選ぶことができる(『フルーツラテ』も同様に4種類から選択可)。

『富士山スノーカバーコーヒー』のバナナ

コーヒー豆の紹介として、時に「フルーティーな風味」なんていう言葉を耳にするが、コーヒーに果物そのものを入れてしまって本当に美味しいのだろうか。不安に思う人もいるかもしれないが、心配は無用だ。『富士山スノーカバーコーヒー』のバナナを一口飲んでみると、浅煎りのコーヒーはフルーツの爽やかさと絶妙に調和しており、意外にも相性抜群。これはもう、同店のメニューを開発したという台湾出身のバリスタ、テイ・ユー(Tei Yu)の味覚センスを讃えるしかない。

1つ気になる点を挙げるとすれば、コーヒーはもっぱらブラック派という人にとっては、少し甘すぎると感じるかもしれない。だが、「コーヒーを飲まない若い層がくる店」を目指す同店にとっては、全く問題ないだろう。

『フルーツラテ』のイチゴ

オープンに先駆け、6月6日に行われたメディア向けのレセプションには、テイ・ユーも来日。実際にドリンクを作って見せてくれたのだが、その作り方にも驚かされた。エスプレッソを作り終えると、彼女はシェイカーを取り出し、フルーツフレーバーのソースや水(フルーツラテの場合はミルク)などを入れ、バーテンダーのように振り始めたのだ。ソースは0.1グラムでもずれてはならないし、シェイクの回数は10回だけ。誰が作っても同じ味で提供できるように、ルールも細かく決められている。

テイ・ユー(Tei Yu)

ドリンクの提供には時間がかかるので、オーダーをして、すぐにコーヒーを受け取りたい人には不向きな店かもしれない。しかし、刺激的なドリンクで、我々の心を躍らせてくれることは間違いない。『富士山スノーカバーコーヒー』も『フルーツラテ』も苦味が控えめで、コーヒー初心者にとっては飲みやすい味わいだ。普段コーヒーをあまり飲まない人にこそ、ぜひ足を運んでほしい。

アオタイガー コーヒーの詳しい情報はこちら

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