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アメリカでカナダへの移住に関する検索が急上昇

混乱の大統領選、人々の不満高まり

Anna Rahmanan
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Anna Rahmanan
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あまり驚きはないが、アメリカ大統領選投開票日の夜から、Googleでカナダへの移住方法(how to move to Canada)に関連する検索トラフィックが急上昇している。アメリカ人は自国における民主主義の展開に、明らかに不満を持ってるようだ。

同じような傾向は、2020年9月29日に行われた第1回大統領討論会の日にも見られた。討論会の開始から約1時間後、22時30分(アメリカ東部時間)には、カナダ市民権の申請方法(how to apply for Canadian citizenship)についての検索が増加。特に、マサチューセッツ、オハイオ、ミシガンの各州で顕著だった。

これまでのアメリカ大統領選挙でも、カナダ移住への関心が高くなったことはある。前回(2016年)の選挙では、ドナルド・トランプの当選が決まった後、カナダ政府の移民情報ウェブサイトがダウン。2004年や2012年の大統領選でも、同サイトのダウンは見られなかったものの、Googleでのカナダ移住関連の検索は増えた。

アメリカ人がカナダへ移住するためには、永住権を取得するのが一般的だが、一時滞在者ビザでひとまず6カ月間住んでみるという方法もある。しかし、新型コロナウイルスの大流行による制約により、アメリカとカナダとの国境は現在閉鎖されている。残念ながら、カナダへの脱出の夢を実現するまでしばらく待つ必要があるようだ。

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