Monochrome Circus TROPE 3.0

京都を中心に国際的な活躍を見せるダンスカンパニー、モノクロームサーカス（Monocrume Circus）の人気シリーズ『TROPE』。今回も、大阪を代表するデザイナー服部滋樹の率いるgrafとともに続編を製作し、同シリーズ初の東京公演を行う。grafは、家具をはじめ、空間、プロダクト、グラフィックのデザインから、食、アートにわたって様々な活動を展開するクリエイティブ集団。今回のパフォーマンスでも、道具や空間から生まれる身体感覚と、身体から起こされる道具の用途や空間の感じ方について、刺激的な問いが繰り返されることだろう。音楽を担当するのは、もちろん山中透。古橋悌二とともに初期のダムタイプ（dumb type）の活動を方向付け、その後もシンガポールの演出家オン・ケンセンとの仕事などで、舞台空間と音との可能性を押し広げ続ける異才の音楽にも期待したい。