日暮里で個性的な活動を続けるd-倉庫が企画する演劇祭。現代の劇作家の戯曲を1本だけ取り上げ、様々な劇団による連続上演を行う「現代劇作家シリーズ」の7回目だ。これまでにベルトルト・ブレヒトやウジェーヌ・イヨネスコ、寺山修司らの戯曲が選ばれてきた同フェスティバルだが、今回は、日本の不条理演劇の第一人者である別役実の『正午の伝説』がピックアップされた。著名な演劇フェスティバルで受賞経験のある若手団体らによる多種多様な『正午の伝説』が、日替わりで2本ずつ上演される。芝居好きなら見過ごすことはできない酔狂なイベントに期待したい。全公演終演後の5月9日(火)には、参加団体によるシンポジウムも開催される。
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『アーティストが場を持つということ』