初開催となった2010年には63000人を超える来場者数を記録し、大好評に終わった目黒雅叙園の『百段雛まつり』が2011年も開催される。かつて江戸との交易で“川の道”として栄えた最上川沿いの旧家で大切に受け継がれてきた雛人形を一同に、しかも間近で観られることが、魅力のこの展示。今回は城下町・鶴岡や湊町・酒田のほか、紅花の産地として知られる谷地(河北町)など、取り上げる範囲を拡大。現地を訪れてもなかなか観ることができない秘蔵の雛人形と、江戸文化の贅を受け継ぐ昭和の色彩空間『百段階段』の競演を楽しんで欲しい。