壷屋総本店

春日通り沿いにある和菓子店。1600年代前半に町民が開いた江戸で最初の和菓子店と伝えられる、老舗中の老舗だ。徳川幕府の終焉に伴い一時は暖簾を降ろしたが、勝海舟の助言により再開したという歴史を持ち、店内には勝の筆による書が掲げられている。取り扱うのは、丁寧な手仕事で作られた最中や生菓子。壷の形がユニークな『壷形最中』は、こしあん（170円）、つぶあん（180円）の2種類があり、遠方からも買いにくる客が絶えない看板商品だ。