現代のアートシーンに独自の位置を占める作家、マーク・マンダースの国内美術館で初となる個展が、東京都現代美術館で開催。
マンダースは自身が架空の芸術家として名付けた、「マーク・マンダース」という人物の自画像を「建物」の枠組みを用いて構築する「建物としてのセルフ・ポートレイト」という構想に沿って、18歳から30年以上にわたって制作を続ける。
彫刻やオブジェを建物の部屋に置いてインスタレーションとして展開し、配置全体によって人の像を構築するという、ユニークな作品世界だ。私たちを魅了し、想像力や人の生の経験と時間、芸術の意味について考える機会を与えてくれるだろう。