原宿のギャラリーBLUM & POEで開催される、權寧禹(クォン・ヨンウ)、内藤楽子、ドロシア・ロックバーンによるグループ展。ニューヨークのグッゲンハイム美術館で、美術批評家ローレンス・アロウェイのキュレーションによって1966年に開催された展覧会『システミック ペインティング』以降、「システミック」という語は抽象表現主義を引き継ぐ現代絵画の1つの潮流、つまり幾何学的なパターンを志向する「冷たい抽象」を考える上で欠かせない概念となった。本展では、同概念の適用範囲を絵画というメディアに限らず拡張させ、システミックで数学的なアプローチを採用する3作家が紹介される。いずれの作家も、紙そのものを単なる支持体としてではなく、作品の中心となる素材として扱っているという共通点にも注目したい。
SYSTEMIC PAPER
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