Shun Sudo「PAINT OVER EXHIBITION 2017 in TOKYO」

  • アート
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タイムアウトレビュー

ニューヨークで好評を博したアーティストShun Sudo(須藤俊)による、国内初の個展が中目黒高架下にて開催されている。水墨画を思わせる黒一色の抽象的な筆致の上に、ポップなグラフィティが乗せられた画風は、日本の美意識の新たな局面をニューヨークのアート関係者たちに鮮明に伝え、賞賛でもって迎えられた。禅的な奥行きをほのめかす墨絵と、どこまでも表層的なポップアート調の色彩とのコントラストは、須藤が好んで用いる技法「ペイントオーバー」の魅力を効果的に引き出している。アートマーケットに関する知識や経験がなかったためにニューヨークのギャラリーを一軒一軒訪ね、ようやく実現した2015年の初個展で数多くの作品がアート好きたちのコレクションに加えられたというエピソードも、ストリートカルチャーがしばしば生む痛快なサクセスストーリーの一例だろう。日本では初個展となる同展では、6点の作品が展示販売されている。

詳細

住所
価格
入場無料
営業時間
12時00分〜19時00分(最終日は17時まで)
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