「ポスト・ブラック」とされるアメリカ人アーティストの一人、ラシード・ジョンソンの展示「Plateaus」がエスパス ルイ・ヴィトン東京で開催。今回公開される作品は、ルイ・ヴィトン所蔵のインスタレーションで、2014年に制作されたものだ。
陶器のつぼからシアバター、トランシーバー、アフリカ系アメリカ人の歴史書まで、さまざまな素材を使っている。これらを通して、ジョンソン自身の背景にある文化や彼が受けた影響を反映していると同時に、そうした文化的、個人的、人種的なアイデンティティに疑問を投げかけてもいる。
ジョンソンによると、作品の土台になっているこのピラミッドのような枠組みは、ヒエラルキーを意味するのではなく、彼がインスピレーションを受けるモノを独自に組み合わせて総合したものだという。
展示では、アーティスト自身によるインタビュー映像も見ることができる。作品理解の助けとしてみては。