日本の絵画の在り方を探求する画家、品川亮の個展が開催される。品川は、イタリアやスイスでの海外生活を経て、現在はソウル、台北、ニューヨークなど国内外で活動を続けている。
伝統的な日本画技法を継承しつつ、墨を用いた絵画作品やフィルムを使った立体作品など、現代の日本人としての新たな表現方法に挑戦する制作からは、近寄りがたい日本の絵画に親しみを感じさせてくれる。また、描く対象物を単純化するスタイルは、中国から伝わった漢字からひらがなを作り出した、日本独特の「型」に置き換える行為から得たそうだ。
開催期間中は、オンラインでも作品を観ることができる。詳細は公式の特設ページで確認してほしい(会期は変更の可能性もあり)。