ホイットニー美術館や『第55回ヴェネチア・ビエンナーレ』などでも展示歴のある、イスラエル出身のアーティスト、ユリ・アランの日本初個展が開催。
彼にとってイスラエルからニューヨークに移住した経験は、制作の上で重要な要素であり、絵画やドローイング、コラージュなど幅広い手法を通じて、言語がアイデンティティーの形成にどう影響するかを探求してきた。生み出された創造物は、見る人の価値観や認識によって異なった表情を見せてくれる。
「文字はあくまで伝達するための記号であり、全てに鍵カッコが付いているみたいに感じる」と語るユリ。作品に落とし込むまでの思考回路を探ってみたい。なお、事前予約制のため、来場の際は注意してほしい。