Chim↑Pom「SURVIVAL DANCE」

  • アート
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タイムアウトレビュー

昨年すでに開催が決まっていたこの展覧会は、3月11日の震災・原発事故後、急きょ5月に開催された「REAL TIMES」展から4カ月を経て、当初予定されていたものとはまったく違う内容となった。

「リアルな瞬間、リアルな時代」を見せた前作のあと、彼らが考えたのは、日本と世界の現状でどう楽しんで生きていくか、アーティストとしてどう立ち向かうか、ということ。そしてデビュー作「スーパー☆ラット」に代表されるような、世の中を生き抜くための「サバイバル精神」が前面に押し出された、 Chim↑Pomの原点ともいえる新作が作り上げられた。

本展「SURVIVAL DANCE」では“管理社会”“放射能汚染”“格差社会”“歴史的悲劇”など、そんな厳しい状況を明るく動的に生き抜く、まさにサバイバルダンスたる生き方を、写真・ 映像・ペインティング・立体・インスタレー ションといったさまざまな表現形態で披露。彼らが見せるのは“現”ではなく“未来”。「実際に目の当たりにしている現実をふまえ、どのような人生を生きていけるか」を考えざるをえないリアルで切実な状況になっている今だからこそ、今回Chim↑Pomは、表現者として、駆除にも負けない「スーパーラット」的強さとたくましさを、そしてポジティブなサバイバル精神を、そして世界に対しての向き合い方を、新作をとおして提示している。


オープニングレセプション:9月24日(土)18時00分~20時00分

詳細

イベントのウェブサイト
snac.in?p=1640
住所
営業時間
Sep 24-Oct 15 2011 火~金 12時00分~20時00分、土・日 11時00分~19時00分
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