音から作る映画のパフォーマンス上映

  • アート, パフォーミングアート
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タイムアウトレビュー

カルト的な人気を誇る映画『眠り姫』などで知られる異才の映画監督、七里圭による舞台作品が原宿のVACANTにて上演される。ライブパフォーマンスと映画制作を往還しながら作品を発表するプロジェクト『音から作る映画』シリーズの3作品が、日替わりで登場する。初日に上演されるシリーズ最新作『サロメの娘/パフォーマンス』では、コンテンポラリーダンサーの黒田育世が映画俳優の長宗我部陽子を振付け、共演する。世界初演となる同作にも、原始的な衝動を保ちながらも圧倒的な構成力で魅せる黒田らしいパフォーマンスを期待したい。2日目に上演されるのは、同シリーズを語る上で欠かせない、20台以上のスピーカーを駆使した立体音響システム『アクースモニウム』で演奏される『サロメの娘/アクースモニウム』。青柳いづみによる声の演技も評判だった同作の、改定ロングバージョンになるそうだ。最終日の『Music as film』は、シリーズ第一作『映画としての音楽』を英語にも対応し、大幅に改定したもの。「映画」の気配が濃密に立ち込める映像と音楽、パフォーマンスから、映画そのものについて深く考えされられることだろう。

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