陶匠 辻清明の世界―明る寂びの美

  • アート, 陶芸
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タイムアウトレビュー

東京、多摩を拠点に活躍した陶芸家、辻清明(つじ・せいめい)の創作の軌跡をたどる展覧会。幼少の頃より陶芸に興味を持っていた辻は、富本憲吉(とみもと・けんきち)や板谷波山(いたや・はざん)といった日本の近代陶芸界の巨匠から手ほどきを受ける。信楽の土を用いた無釉(むゆう)焼き締め陶を活動の中心とし、その作陶は「明る寂び」と呼ばれる信楽特有の美の世界を構築した。本展では、辻が「宇宙のシンボル」と称して傍(そば)に置いていた『天心』をはじめとした代表作150点のほか、書などの陶磁以外の作品、辻の厳しい目で選び抜かれた愛蔵品などが展示される。アメリカの前衛陶芸を牽引(けんいん)したピーター・ヴォーコス(Peter Voulkos)など、ほかの芸術家が辻の陶房で制作した作品なども紹介する。

詳細

イベントのウェブサイト
www.momat.go.jp/cg/exhibition/tsuji_2017/
住所
価格
一般600円、学生400円、高校生以下無料
営業時間
10時00分〜17時00分(入館は閉館の30分前まで)
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