田中敦子―アート・オブ・コネクティング

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タイムアウトレビュー

田中敦子(1932-2005)は金山明の助言で、抽象表現へと進み、コラージュによる“カレンダー”を制作しは じめ、このときより繊細さと力強さが共存する独自の感性を発揮する。その後、金山とともに吉原治良の指導のも とに結成された前衛団体「具体」に参加。この時期の彼女の作品は音や電気の明滅、あるいは時間といった非物質的な素材を、従来の美術表現にとらわれることなくその存在のありようをもっとも際だたせる方法で抽出したのだった。さらに彼女はこうした試みを絵画において表現すべく、電気服の電球と配線に対応する円と線から成り立ったおびただしいバリエーションの絵画群を生涯描き続ける。

本展は作家自身の監修のもとに再制作された《作品》(ベル)、《電気服》をはじめとした代表作約100点で構成され、革新性を模索し続けた彼女の歩みを回顧する。


関連イベント
日本展オープン記念トークセッション「田中敦子のつないだもの」
日時:2012年2月4日(土)13時~15時(開場12時30分)
定員:200名(先着順)
参加費:無料(本展覧会チケットが必要)

上映会 ドキュメンタリー「田中敦子 もうひとつの具体」
日時:2月25日(土)、3月24日(土)、4月28日(土)※各日13時、16時より
定員:200名(先着順)
参加費:無料(本展覧会チケットが必要)

トーク ドキュメンタリー「田中敦子 もうひとつの具体」監督による
日時:2月25日(土)14時~15時
講演者:岡部あおみ(美術評論家)
定員:200名(先着順)
参加費:無料(本展覧会チケットが必要)

ライブ 河合政之with浜崎亮太
日時:3月24日(土)18時~18時30分、4月22日(日)15時30分~16時30分
定員:200名(先着順)
参加費:無料(本展覧会チケットが必要)

パフォーマンス:上地由衣「Dance Portrait」
日時:4月22日(日)15時~15時20分
参加費:無料(本展覧会チケットが必要)

トーク 「光と熱を描く人/田中敦子と金山明のために」
日時:4月21日(土)14時~16時
出演:森村泰昌(美術家)× 加藤瑞穂 (大阪大学総合学術博物館招聘准教授)
定員:200名(先着順)
参加費:無料(本展覧会チケットが必要)

特別展示|Connecting to Atsuko Tanaka
松井紫朗による大型 のバルーン彫刻 《between here and there is better than either here or there》のほかに、ビデオ機材をつなぎ合わせて、その発信音から音楽と映像をつくる河合政之と蛍光塗料を全身に塗って パフォーマンスを行う上地由衣が それぞれパフォーマンスと映像作品を発表いたします。
出品作家:松井紫朗、河合政之、上地由衣
参加費:無料(本展覧会チケットが必要)

詳細

住所
営業時間
Feb 4-May 6 10時00分~18時00分
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