瀬戸内国際芸術祭

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タイムアウトレビュー

日本を代表する国際芸術祭。瀬戸内海に浮かぶ直島、豊島、女木島、男木島などの島々で開催されている。総合ディレクターを務めるのは、『大地の芸術祭』と同じく北川フラム。穏やかな瀬戸内海の豊かな自然の恵みに囲まれて、ぜいたくな時間を過ごすことのできるトリエンナーレだ。2019年も前回の2016年に引き続き、春(4月26日〜5月26日)、夏(7月19日〜8月25日)、秋(9月28日〜11月4日)に分かれ、計107日間の会期で展開する。会場は、直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、沙弥島(春)、本島(秋)、高見島(秋)、粟島(秋)、伊吹島(秋)、高松港周辺、宇野港周辺と数多く、また基本の移動が船になるため、時間に余裕を持って複数回訪れるのもいいだろう。

今回の新作としては、初回の2010年から参加している現代美術家の塩田千春(しおた・ちはる)と、フランスを拠点に活躍する建築家の田根剛(たね・つよし)によるコラボレーション作品(豊島)や、森美術館での個展も好評だったレアンドロ・エルリッヒ(Leandro Erlich)が開店させるコインランドリー(女木島)などが注目を浴びている。また、国立ハンセン病療養所の大島青松園にて複数の作品を発表予定の鴻池朋子(こうのいけ・ともこ)や、焼き芋カーの『金時』で知られるYotta(ヨタ)、インドのラックス メディア コレクティブ(Raqs Media Collective)などが初参加する。犬島「家プロジェクト」にも、新たにブラジルのベアトリス・ミリャーゼス(Beatriz Milhazes)と半田真規(はんだ・まさのり)の作品が登場するほか、女木島でも先述のエルリッヒが参加する「島の中の小さなお店」プロジェクトがスタートし、フランスのヴェロニク・ジュマール(Véronique Joumard)や宮永愛子 (みやなが・あいこ)らが参加する。

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イベントのウェブサイト
setouchi-artfest.jp/
住所
価格
作品鑑賞パスポート:一般5,000円、高校生3,500円
営業時間
プログラムにより異なる
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