日本の現代美術における、幾何学的表現の系譜をたどる展覧会。本展でも再制作作品が展示されるタトリンらに代表されるロシア構成主義や、多くのヨーロッパ前衛芸術運動は、日本でも大正期振興芸術運動として様々な形で受容された。とりわけ構成主義やダダの影響下で制作を始めた斎藤義重は、日本の幾何学的表現の先駆者と言える。斎藤の教え子も多く参加した、もの派のアーティストたちの1970年代以降の変遷にも、戦前から受け継がれてきた流れを読み取ることができるだろう。本展では、斎藤義重をはじめ堀内正和、高松次郎、菅木志雄など、幾何学的表現の系譜に連なるアーティストの作品が展観される。
日本の抽象ーその幾何学的側面
広告
タイムアウトレビュー
詳細
広告
関連情報
関連情報
Discover Time Out original video