山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ

  • アート
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タイムアウトレビュー

日本美術の伝統を換骨奪胎した作品で知られる山口晃が、茨城県の水戸で個展を開催。卓越した画力で緻密に描かれる画面には、バイクや高層ビルによって表される現代的な風俗が、歴史的な画風と絶妙な調和を見せる。古今東西の時空が混在する都市鳥瞰図や合戦図は、日本美術史に対する深い造詣に裏打ちされており、ユーモラスなだけでなくシニカルですらある。本展では、画家を代表する絵画作品のほかに、既存の柱を電信柱へと変貌させる『忘れじの電柱』や新作インスタレーションも登場。同館ならではの、順路に沿って部屋ごとに異なる作品世界が展開していく展示形式で、過去と現代、現実と非日常が混然一体となった山口ワールドを堪能できる。

詳細

住所
問い合わせ
029 227 8111
営業時間
Feb 21-May 17 9時30分〜18時00分 ※入場は閉場の30分前まで
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