北斗七星の庭_展 重森三玲 1896-1975

  • アート
広告

タイムアウトレビュー

モダンテイストの枯山水庭園を数多く残した昭和の作庭家・重森三玲の展覧会。会場には、重森が最初に手掛けた京都・東福寺方丈庭園『北斗七世の庭』『小市松の庭』の一部原寸模型が出現する他、日本全国の庭園を調査した際の実測図面、画家を目指していたという若い頃に制作された絵画や墨絵が展示される。さらに、市松模様の天袋や照明など重森が手掛けた“庭以外”のデザイン、重森がイサム・ノグチと四国各地を巡った際の足取りを当時の写真と現在の庭園の映像で振り返るという展示も注目だ。伝統とモダンを融合させた重森の作風は、造園分野以外のデザイナーなどにもファンが多い。近代の作庭家として最も重要な存在であり、同時に最もアヴァンギャルドであったと言われる重森三玲の美意識の真髄に触れられる良い機会となりそうだ。


重森三玲 東福寺方丈庭園<小市松の庭> 1939年



重森三玲がデザインした天袋(小河邸)


詳細

イベントのウェブサイト
www.watarium.co.jp
住所
営業時間
Dec 4-Mar, 25 2012 11時~19時(毎週水曜日は21時まで)
広告
関連情報
関連情報