ワタリウム美術館

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  1. Watarium
    Photo: Kisa Toyoshima
  2. Watarium
    Photo: Kisa Toyoshima
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タイムアウトレビュー

1990年に建築家マリオ・ボッタが、和多利一家のためにデザインした私立美術館。年に3回ほど展覧会が開かれる。地下には、アート本が充実したショップと快適なカフェを併せた「オン・サンデース(on Sundays)」がある。

詳細

住所
東京都渋谷区神宮前3-7-6
Tokyo
アクセス
東京メトロ銀座線『外苑前』駅(出口3)徒歩7分
営業時間
11時00分〜19時00分/定休日は月曜(祝日の場合は開館)

開催中

I LOVE ART 18 パーフェクト・カモフラージュ展 私はアートになりたい

カモフラージュという言葉を「自身の存在を隠し、周囲に溶け込み、生きながらえるための生存本能」と定義すると、アートとは、完璧なカモフラージュのことかもしれない。そんなテーマから着想したコレクション展が、外苑前の「ワタリウム美術館」で行われている。 「日常にカモフラージュする」「自然にカモフラージュする」「記憶にカモフラージュする」「空間にカモフラージュする」の4章にわたり、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)、ナムジュン・パイク(Nam June Paik)、マン・レイ(Man Ray)、クリスチャン・ボルタンスキー(Christian Boltansky)ら11人の作品に加えて、さわひらき、野口里佳、杉戸洋をゲストアーティストとして交え、約80点の作品を展示している。 また展示室内では、明治から昭和にかけて活動した哲学者の西田幾多郎と鈴木大拙、教育者の山本良吉による鼎談(ていだん)の音声「物になるということ」も聴ける。実は誰もが、意識せずともカモフラージュして生活しているのかもしれない――そんな思考を巡らせる鑑賞体験となるだろう。

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