写真家のハービー・山口が20歳の頃に撮りためた、400枚を超えるネガが発見された。同展では、1969年から1973年にかけて撮影した、未発表のモノクロ作品約70点を展示される。山口はこの展示について、「文化祭の生徒たち、近所のお祭り、学生運動、沖縄の米軍基地などを20歳前後の僕が撮っています。この40年で、人間が知らず知らずに失ってしまった、“人を大切に思うこころ、人を信じるこころ”などが浮きぼりになっている作品だと思います」と語る。期間中、10月2日(土)13時30分から15時まで、山口本人によるトークショーも開催される(参加希望者は、ウェブサイトから申し込みを)。また、展覧会に合わせ、求龍堂から同名の写真集が9月24日(金)に発売される。
エッセイ集『僕の虹、君の星』もマーブルトロン社より発売中。こちらは、山崎まさよしと一緒に旅したとミシシッピの思い出や、ダブリンでU2を撮影した時のエピソード、パリでミック・ジャガーに会った時の印象や、寺山修司との出会い、初恋の思い出、劣等生で引きこもりだった中学生時代のこと等がまとめられている。