ジョルジョ・モランディ ―終わりなき変奏

  • アート
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タイムアウトレビュー

20世紀を代表する孤高の天才画家ジョルジョ・モランディの展覧会が、東京駅に併設された東京ステーションギャラリーにて開催されている。「未来派」や「ノヴェチェント」といった新しい芸術運動が勃興していたイタリアにあって、それらのグループとは適度な距離を保ち、故郷ボローニャのアトリエで寡黙に制作を続けたモランディ。瓶や壺などのモチーフが緊張感ある配置で並べられた画面は、画家の生活と同様に静謐な空気を纏っていながらも、観者の胸の内に激しい感情を引き寄せる。同展は、ボローニャのモランディ美術館の全面的な学術協力のもと、イタリア各地および国内から集まった油彩画約50点、水彩、素描、版画約50点が彩る、贅沢な空間となっている。2011年に予定されていた展覧会が震災の影響で中止され、鑑賞の機会を奪われていたが、日本では17年ぶりとなる本格的な個展がようやく開催することは多くのアートファンを喜ばせている。

詳細

住所
価格
一般1,100円、大学生・高校生900円、中学生以下無料
営業時間
10時00分〜18時00分(金曜は20時まで)/入館は閉館30分前まで/休館日は月曜(翌日の場合は祝日)
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