サラ・トルシェ展 オープンスタジオ・イン・トウキョウ

  • アート
広告

タイムアウトレビュー

「肉体が景観の構築にどのように影響を与えるのか。また、それによって人の心を動かすことはできるのか」をテーマに創作活動を行う気鋭のフランス人アーティスト、サラ・トルシェ。本国フランスをはじめ、イギリス、ベルギー、中国、モロッコなど世界各地での個展やパフォーマンス、アートバーゼルマイアミビーチのサテライト展示であるファウンテンアートフェアへの参加などで高く評価され、アイ・ウェイウェイなどからも注目されているトルシェの日本初となる個展が開催される。

サラ・トルシェは、自身の持つすべてのパーソナリティを排除して、ひとつの肉体として自らを景観の中に配置することでその景観を再構築する。あるときはロンドンやエルサレムの雑踏に。あるときは万里の長城やパリ市庁舎といった歴史的景観に。またあるときはアマゾンのジャングルに。世界中に、トルシェは裸という本来生まれ持った姿(しかし日常では隠される姿)で登場している。その瞬間に、日常的であるはずの景観はすべてのコンテクストから解放され、まるではじめて目にする場所のように異化される。

いかなる場所、状況においても、人間が唯一普遍的に持つ「自分という生きている肉体」に意識を向けさせる彼女の作品は、私たちが本来持つ生命力を呼び覚まし、心を揺さぶることだろう。特に、今回は日本で撮り下ろされた新作を中心に展示、3.11以後の新しい世界と生命観について表現している。


オープニングパフォーマンス
2月25日(土)18時00分開場、18時30分スタート 入場料1000円(1ドリンク付)
※当日17時00分~18時00分は設営のため会場を一旦クローズ


サラ・トルシェ ウェブサイト
www.sarahtrouche.com/

サラ・トルシェ ポートフォリオ
issuu.com/sarah.trouche/docs/corps___couverture

詳細

イベントのウェブサイト
hakusen.jp
住所
営業時間
Feb 23-Mar 11 12時00分~20時00分
広告
関連情報
関連情報