カンボジアモダン＆クラフツ展

アジアの伝統を現代のデザインに息づかせる、カンボジアの手仕事を紹介する展覧会。アンコールワットに象徴されるクメール文化の花開いたカンボジアは、1953年に植民地支配から独立した後も、1970年に内戦が始まるなど、長い苦難の時期を味わった。民主政権が誕生する1993年から四半世紀がたとうとしている今、現代の生活に対する価値観を再考させる産業が生まれている。本展では、ラタンの一種であるラペア材の籠や、アンコール王朝時代に由来する絹絣（かすり）など、新しい時代にふさわしい伝統のクラフトが展示、販売される。会期中には、カンボジアの工芸や、それらを取り巻く社会についてのトーク＆スライドショーも開催。